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マニュアルについて(1)
藤巻隆です。 前回は、マインドマップ作成ソフトの一つであるXMindについてお話しました。 さて、今回と次回はマニュアルについて私の考え方をお話したい、と思います。 パソコンに限らず、IT(Information Technology=情報技術、 最近ではICT=Information and Communication Technology、情報通信技術) 機器、家電製品、調理器具などのマニュアルは難解で、1回読んだだけでは なかなか理解することができません。 どうしてなのかその理由を考えてみました。 そうすると、大きく分けてを2つあることが分かりました。 1つは、私自身の知識不足によるものです。 もう1つは、マニュアル作成者が想定している人と、私たちとの知識レベルに ズレがあることです。 具体的に説明します。 最初の私の問題は自分で解決しなければならないことなので、ここではひとまず 置いておきます。 実は、マニュアル作成者側の問題が大きい、と思われるのです。 思いつくままに書き出してみます。 (1)説明文がうまくない (2)専門用語や曖昧な表現を多用している (3)手順(初心者にとってはとても重要部分)を省略している (4)1センテンスが長すぎる (5)印刷された文字が小さすぎる(遠視の私には辛い) (6)漢字や横文字が多すぎる (7)新しく出てきた用語や概念の定義がされていない (8)知りたいことが書かれていない (9)Q&A(問答集)やFAQ(Frequently Asked Questions=よくある質問) を読んでも疑問は解消しない (10)業界用語や略語が多い (11)新しく出てきた用語や概念を定義していないため、理解できない (12)オンライン・マニュアルを参照するように誘導するが、そこに書かれている 内容と印刷されたマニュアルの内容に違いがない、など これら12項目をまとめると5つに集約できそうです。 (1)ユーザーを初心者と捉え、丁寧な説明で理解してもらおう、 と心がける姿勢が欠けている (2)マニュアル作成者がパソコン設計者と異なるため、 説明文が本来の使い方と異なることがある (3)マニュアル作成者が自分で書いたマニュアルを、 書いた通りに操作して同じ結果になるか、 確認することを怠っている (4)マニュアル作成を軽視している (5)自社製品を愛し、ユーザーに気持ちよく 長く使ってもらおうとする気持ちが乏しい 誤解してほしくないのですが、マニュアル作成者を批判することが 目的ではありません。 マニュアル作成者には同情すべき点があるのです。 日本では、ハードウェアに携わる技術者が上位で、 ソフトウェアに携わる人は下位に見なされる歴史があったのです。 「はじめに技術ありき」だったのですね。 技術者が自分たちだけで使用する分にはそれでもいいでしょう。ところが消費者を 相手にした場合にはこれでは通用しません。相手の立場に立った対応が不可欠です。 今回は、ここまでにします。 次回は、マニュアルはどうしたら使いやすいものになるのか、私見をお話したい、 と思います。 さらに、私の考え方に酷似したことが書かれている書籍をご紹介します。 楽しみにしていてください。 あなたは、マニュアルについてどうお考えですか? ぜひご意見をお聞かせください。 お疲れ様でした。 藤巻隆(ふじまき・たかし) ✿ 今日の言葉 進みて名を求めず、退きて罪を避けず 君命(くんめい)を振り切って戦闘に突き進むときでも、決して功名心からそうするのではなく、君命に背いて戦闘を避けて退却するときでも、決して誅罰(ちゅうばつ)を免れようとせず、ひたすら民衆の生命を保全しながら、しかも結果的にそうした行動が君主の利益にも叶うような将軍こそは、国家の財宝である。『孫子』 浅野裕一 講談社学術文庫 次の動画をぜひご覧ください。実際のセミナー映像です。 【インプレスタ】中身の濃い、セミナー映像8時間36分53秒 全部丸ごと無料プレゼント! サチン・チョードリー氏が教えるジュガールとは? サチン・チョードリー氏が動画で自分の生い立ちを 語っています。勇気が湧いてきます! ぜひご覧ください。(38分27秒) ↓ サチン・チョードリー氏が教えるジュガールとは? リードメールでメールを読んで、ポイント集めよう! PR |
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